世の中、占いを大真面目に聞く人は、まずいないでしょう。占いというのは、一種の遊び心であると考えます。

しかし、人は何か不安があったり、迷いが生じたりすると、占ってもらいたくなるものです。そんな時に、占い師の所を訊ねたりします。しかし、これは、占いによってすべてが好転するという期待からではなく、自分なりの決断に導いてもらうための策なのです。

占い師に、自分の悩みを聞いてもらい、問題点についてアドバイスをしてもらうことで、打開策を見つけるヒントになることを望んでいるのです。

ですから、占い師の先生も、相談者に決定打を提言することはありません。相談を持ちかけた人の運命を変えたり、切り開かせたりが占い師の人の仕事ではありません。

その人たちの役目は、相談者に元気になってもらい、自身で迷いを解決する方向に導くことにあるのです。もし、あなたが何かを占ってもらおうという時は、この辺のことを熟知した上で、占ってもらうと良いでしょう。