具体的な悩みに明確な指針を示してくれることから、根強い人気を誇る「タロット占い」ですが、そこで使われるタロットカードについて詳しくご存知ですか?

タロットカードの起源ははっきりしていませんが、もともとヨーロッパではトランプのようにゲームのために使われていました。

現在のように占いでの使用が主流となったのは18世紀のことで、フランスの占い師エッティラが体系的なタロット占いを作り出し、書籍の形で世に広めたことが影響しています。

タロットカードには様々な種類がありますが、現在最も主流となっているのは、22枚の大アルカナと、56枚の小アルカナの、計78枚を1セットとしたものです。小アルカナは14枚1セットが4つあり、それぞれのセットが棒、剣、聖杯、硬貨に対応しています。

それぞれのカードは固有のモチーフと意味を持ち、それらを占いの結果の象徴とします。たとえば、大アルカナ3番の「女帝」のカードは主に「繁栄」の意味を持ちます。

また、カードが上下逆転した状態を「逆位置」と呼び、この状態のカードは、本来とは正反対であったり、矛盾していたりするような意味を持ちます。

先ほどの「女帝」の逆位置における意味は「挫折」や「怠惰」になります。